科名:イネ科
英名:timothy
長さ:50~130㎝
原産地:ユーラシア
チモシーは、寒冷型牧草の中でもとくに越冬性に優れ、また家畜の嗜好性や採食性に高く、北海道の採草地に最も多い基幹草種です。冬枯れに強く、一番草の収量が高いですが、秋の生産性が低い特徴があります。品種により、出穂期(しゅっすいき)の品種間差が1か月にも及びます。放牧専用利用の場合はゆっくり穂を出す晩生が適し、兼用利用では早生から晩生が適しています。放牧利用では、再生が緩慢なため衰退しやすいため、注意が必要です。
【穂】
チモシーの穂は、円筒形でブラシ状に10cm以上の長い穂となっています。
品種により異なりますが、6月上旬~7月上旬まで穂が出ています。
【茎】
チモシーの茎・葉鞘(ようしょう)は円筒状になっています。
【葉耳(ようじ)・葉舌(ようぜつ)】
チモシーに葉耳はありません。
葉舌は、白い膜がついています。
【分布形態】
地下茎はなく、一様に生育します。
【葉の形態】
新しい葉は、時計回りにねじれる場合があります。
【全景】
一様に生育し、同程度の高さで成長します。